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なぜ、メイポールに魅せられているか?

ひょんなことから、ある方からこんなご質問がありました。「いつかお聞きしたいなと思っていたのですが、ヴェトモン キャップ コピー林檎の畑の中で1番好きな木ってありますか?もしあるならば、その理由を聞きたいなと思っていました。」

嬉しかったですね。このご質問の主は、とある若きアーティストさん。なぜ、こんなご質問が飛んでくるのか・・・?ご縁の不思議も感じました。

私は「ふ~む」、グッチ バッグ コピーと改めて考えこみました。
で、インスピレーションでしかなかったメイポールとの出会いをもう一度頭の中で整理してみました。
以下、その答えです。

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メイポールは日本ではりんごの木であって、りんごではない?
りんご畑にあって主役ではない。
もともとはクラブアップルと言われ、日本では受粉樹(特にふじとの相性がよい)である。
基本的に実をつけることを許されず、毎年花を咲かせることだけが使命。
花が終われば、摘花、そして間違って実を結べば摘果される。
が、今ではりんごの受粉の方法も進化し、メイポールは忘れ去られようとしている受粉樹でもある。
りんごの木として決して美しい樹形ではないが、他のりんごの木の邪魔にはならない。
他のりんごの木が横に枝を伸ばす樹形に対して、メイポールは上へ上へと枝を伸ばすので、その樹形からバレリーナツリーと言われている。
メイポールの名の由来は多分ヨーロッパ北欧の夏至祭や、春を喜ぶマイバイム祭に広場に高く立てられるメイポールに由来すると思われる。
花は濃紅色。実は小さく果肉も赤い。味は極めて酸味が強い。
果肉の赤い色づきは種と皮のまわりから色づいていく。
春一番にりんご畑に花を咲かせ、秋一番にりんごがなる。いわゆる早生の品種と言える。

私は震災後のりんご畑にこのメイポールを見たとき、りんごの花の海に灯る灯台のように思えた。
またその樹形から、空へ空へと腕を伸ばし爪先立ちして踊る、まさにバレリーナのようにも感じた。
そして、これがりんごでありがながら、りんごとしてだれも見向きもしていないことになぜか心惹かれた。
気難しい風変りなりんごの木である。そして異才なりんごである。
<=========ここまで======

これが、今の段階でのまとめです。
が、行間にあふれる想いはまだまだあります。
ぜひ行間読みしていただきたい。
「行間読み」ってご存知ないかしらん?
いわゆる想像力を働かせて・・・ですね(笑)

改めて、想いを整理する、良いきっかけをいただいたと感謝しております。