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厄と祝

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祝いの席がありました。
一つは白寿のお祝い
そしてもう一つは赤ちゃんの誕生のお祝い
偶然にも同じ日に重なりました。
「人生って・・・めぐるめぐる・・・」と、少々感慨に浸ってしまいました。

その反面、人生には厄もありますね。。。

でも気がつきました。
厄年も60歳まで、そのあとは祝だけなのだと。

厄年はいわゆる働き盛りまで。「波乱万丈も苦難も災難も無事に乗り越えよ・・・」と。そしてそこからは、「人生を慶びとして過ごせよ・・・」と。そういうことかもしれないな・・・と、ふと思いました。誕生することも慶び、長生きをすることも慶びでなくてはならないのです。

もし親や兄や姉、叔父や叔母が生きているのなら、自分が生まれた時のドラマをちゃんと聞いておくべきですね。
どんな想いで私たちはこの世に生を受けたのか・・・

そして、もし子供や姪っ子や甥っ子がいるのなら、その子の誕生を家族がどう迎えたのか何度も話してあげるべきですね。どんな驚きがあったのか、どんな苦しみもあったのか、どんな笑顔や涙があったのか・・・そして初めて抱いた時の感覚や想いはどうだったのか・・・

「生きる」ということは、喜ばしいことなのだと、私たち大人は子供に伝えなくてはなりません。
当たり前って言えば当たり前なのに、この事がついぞ久しく多くの人々の心から抜け落ちていっているような気もします。もちろん私自身も。

もちろん、人生には悲しみもあります。どうしようもない苦しみも。ぬぐえない憎しみも。

でも、そんな中でも、今生きていることを少しでも慶びと思える瞬間があったら、いえ、そんな瞬間を作っていけたら、人生まだまだ捨てたものではない・・・と思うのですが。。。

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